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【16n+11は実は弱い!?】ポイヒガッサのHP考察

ポイヒガッサf:id:todorico:20171204220156p:plainのHPは、「16n+9~11」が効率良いとされ、
特に16n+11のHP155が推奨されている。

 

しかし、これは大きな間違いである。

 (※16n+11とは、16で割り算したら11余る数という意味)

 

 

そもそもHPが16n+9〜11だと何が嬉しいの?

簡単にいうと、

  • 砂嵐ダメージ(天候ダメージ)が少なく
  • ポイヒ回復量f:id:todorico:20171228041321p:plainが多く
  • 「みがわり」f:id:todorico:20171228041505p:plainがいっぱい使える

のである。

 

 

 

 

具体例を表にした。

f:id:todorico:20171228035828p:plain

 

  • 4nだとみがわりの使用可能な回数が少ない
  • 16n+5~7, 16n+13~15だと、みがわりに使うHPを「胞子→みがわり」の2ターンで回復しきれないため、無限ループに持ち込めない

 

よって、候補は16n+1~3,+9~11の6個になる。

さらに、砂ダメとポイヒ回復量に注目しよう。

 

f:id:todorico:20171228035800p:plain

 

砂ダメ2回分よりポイヒ回復量の方が多い16n+9~11の方がお得だとわかる。

 

 

したがって、

  • みがわり効率(4n+1~3)
  • ポイヒ効率(8n+0~3)
  • 砂ダメ効率(16n+8~15)

この3つの条件を満たすHPが16n+9~11なのだ!

 

 

 

 

16n+11はココが良くない

 

ここからが本題。16n+9~11のどれがいいのか。 

 

注目するのは「みがわり」の耐久力である。

具体例としてH153(16n+9)H155(16n+11)で比較してみよう。

 

 

f:id:todorico:20171204221113p:plain今回ダメ出しされるキノガッサ

努力値:H156 B100 S252振り

実数値 :155-150-113-c-80-134

 

例えばこのキノガッサのみがわりf:id:todorico:20171228041505p:plainは、意地ミミッキュf:id:todorico:20171228045731p:plain(A156)の影打ちをほぼ耐える(94%)。

しかしこの影打ち、HPを153まで削り、その分Bに回したキノガッサ(H-B 153-115)のみがわりf:id:todorico:20171228041505p:plainなら、確定耐えするのだ。

 

つまり、153155もみがわりのHPは38で変わらないのだから、みがわりが色んな攻撃を耐えたいなら、HPは153に留め、その分BやDに努力値を振る方が良いのである。

 

 

 

 

結論

少しややこしい説明になってしまった。

「計算はどうでもいいよ!結論は?」と訊かれれば、HP16n+11より、16n+9キノガッサの方がみがわりが残りやすくて強い」となる。

 

ただ、H155(16n+11)キノガッサが必ずしも間違いというわけではない。キノガッサ本体が何かの攻撃を耐えたい場合、H155の方が有利なこともあり得る。

とはいえ、ポイヒガッサ本体が致命傷を食らうような状況は少ないし、みがわりの耐久の方が欲しい試合のほうが多い。

 

みがわりf:id:todorico:20171228041505p:plainが耐えたい攻撃の例

  • メガガルーラf:id:todorico:20171205212252p:plainの親の猫騙し (子の猫騙しもみがわりで受ければ怯まなくて済む)
  • ミミッキュf:id:todorico:20171228045731p:plainの死に際の影打ち (みがわりを残したまま相手の速いポケモンを相手したい)
  • ロトムf:id:todorico:20171229182625p:plainf:id:todorico:20171229182632p:plainのボルチェン (「下からボルチェン→速いポケに交換」で崩されなくなる)
  • ギャラドスf:id:todorico:20171229162911p:plainの滝登り (「挑発→滝→速いポケに交換」で崩されなくなる)
  • バルジーナf:id:todorico:20171229165154p:plainのイカサマ (防塵で胞子が効かなくても嵌められる)

 

というわけで、今の環境で「とりあえずポイヒガッサ使いたい!」という人は16n+9(H153など)キノガッサを使うのがベターなのだ。

 

※昔は「本体が耐えて胞子する」のが大事だったからHP155が主流だったらしい。詳しくは追記にて。

 

 

 

 

おわりに

「ポイヒガッサは16n+11がいいって偉い人が言ってた」という感じで、私含め多くのポケ勢は何も考えず先人をマネて来たのだが、実は現環境では16n+9の方が強かった。驚愕。

 

一応補足しておくが、HP155のポイヒガッサを思考停止で使うのが弱いのであって、耐久に大きく振り「本体の耐久」を意識したガッサなどはこの限りではない。

また、16n+9~11調整が生まれたのは、天候が永続だった5世代以前のようで、今は天候ダメージは4ターン(長くても7ターン)しか受けないため、もはや砂ダメ込みの調整に大きな意味はない。16n+1~3も十分選択肢に入るといえるだろう。

 

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ポイズンヒールキノガッサカバルドンやポリクチをボコボコにできる神ポケ。

第4世代から続く伝統的なハメゲーを楽しみましょう。

 

 

 

 


 ひょっとして
「16n+11が考案されたのは4世代で、当時S下降技が少なくガッサの起点を作りにくかった。だからガッサはまず本体が相手の一撃を耐える必要があり、そのため本体の耐久が最優先されて16n+11が選ばれた。」
というストーリーなのかもしれない。

→コメント欄にて指摘を頂きました。


 
ここから追記

 

HP155ガッサは5世代のメジャーな調整(155-151-101-c-92-134)で、

  • 16n+9~11
  • A200ガブリアスf:id:todorico:20171229171157p:plain逆鱗を乱数上二つ以外耐え
  • C161眼鏡f:id:todorico:20171229171155p:plainキングドラf:id:todorico:20171229171201p:plain龍の波動(威力90)雨ドロポン(威力120)を最高乱数以外耐え

このような調整だったらしい。 

本体のBもDも固くしたい場合はH155ガッサの方が有利であり、当時のトップメタf:id:todorico:20171229171201p:plainf:id:todorico:20171229171157p:plainを両方意識した欲張りなガッサが生まれたようだ。

 

 

結局、

  • 「物理も特殊も耐えて胞子」ならH155
  • 「上から嵌める」か「物理か特殊片方を固くする」ならH153

といえる。構築や好み次第だ。

 

私は遅い相手や余裕を持って攻撃を耐える相手にガッサを出しているので、「嵌めパターンをスタートできる確率を増やす」より「嵌めパターンを抜けられる確率を減らす」ことのほうが大事だ。つまり、H153ガッサの方が私に合っている。

 

 

なお、ここまでH153155ガッサの話題ばかりで、それ以外に選択肢がないと誤解されたかもしれないが、
例えば物理耐久をできるだけ上げたいなら、H163B145腕白ガッサ(HP16n+3なのでポイヒ効率がいい)なども強い。

 

あくまで、「7世代でH155ポイヒガッサを使うなら、H153の方が良いことが多い。」ということだ。

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こんな微妙な調整のおかげで拾える勝利なんてほとんどないが、わずかな勝率UPにも拘るのが考察の醍醐味だと思う。