私はオニゴーリというポケモンを憎んでいた。
ポケモン3大苛々要素「回避・凍り・一撃技」を完全装備したこの顔面ポケモンが許せなかった。
正直「どくさいスイッチ」でオニゴーリの存在を抹消してやりたい。
いや存在を消すのは可哀想かもしれない。もしもボックスで夢特性を鋭い目に変える程度で勘弁してやろう。
そんなアホなことを考えては結局、低速パーティを使ってる自分が悪いと理解して枕を濡らしていたのだった。
オニゴーリの歴史
第4世代までのオニゴーリの特性は「アイスボディ」と「精神力」しかなかった。長所は大爆発や絶対零度くらいで、所詮低種族値(480)単氷は人気がなかったらしい。
第5世代に極悪特性「ムラっけ」を獲得したオニゴーリ。しかし当時のレート対戦は「回線を切ればノーカン」というイカれた仕様だったため、オニゴーリの対策は簡単だった。ムシャクシャしたら切断すればよかったのだ。世も末。
第6世代では「切断=負け」になったが、「試合時間30分を使い切ったら残ポケ数の多い方が勝ち」というTODルールが逆風だった。初手TODされるだけで30ターン未満で勝ちきらなくてはならず、悠長にみがまもさせてもらえない。
そして第7世代。持ち時間制となり、もはや「TOD」も「切断」も怖くない。オニゴーリにとって最高の環境となってしまった。
オニゴーリのココが嫌い
作業時間が長い
嵌められている時というのは考えることが少ない。考えることがなくただボタンを押す作業を何分もやるのは結構なストレスだ。勝ち目がなかったら降参すればいいが、オニゴーリに嵌められても運が良ければ勝てるので、降参は愚かな選択になる。
降参できない敗色濃厚な作業化したバトルを長時間強いられたら、そりゃあムシャクシャするのも仕方ない。
対策しづらい
苦手な相手にも運次第で勝ててしまうのがオニゴーリ。対策しても運で負けてしまうのは悲しい。
見た目
外見がピチューだったらまだ可愛かった。
オニゴーリ使いを批判するのは良くない
与えられたルールの中で勝ちを追求するのが対戦ゲームなので、オニゴーリ使用者に非はまったくない。強いポケモンは使ってなんぼ。
むしろでっち上げたマナーを振りかざして戦術を取り締まるような人間の方が悪だと思う。 他人の顔色を窺わないと批判されるゲームなんて窮屈だ。
オニゴーリのことをもっと知ろう
昔はオニゴーリアレルギーだった私も今では「そういう戦術もアリだよね」くらいの気持ちになっている。
一度オニゴーリQRを使ってみたことが多分大きかった。「オニゴーリは運だけだ!」なんて恥ずかしげもなく思っていたのだが、いざ使ってみると結構プレイングが難しいことがわかったのだ。
オニゴーリ構築は普通に戦略として面白い。オニゴーリが嫌いな人も一度QRパーティを使ってみてはいかがだろうか。
おわりに
最後にオニゴーリの知識が増える記事を紹介
オニゴーリ part 1 - オシャボ厳選推進委員会
情報がまとまり過ぎててびびる
【単体考察】害悪ゴーリ~オニゴーリ使いの思考~ - Wanna be the Biggest Dreamer
立ち回りや対策が学べる
構築記事 - †オニゴーリの墓場†
S1~S6ゴーリ構築記事まとめwiki
ギミック上位構築【USUMシーズン8】
S8ゴーリ構築記事まとめ