USUMのシーズン14に使っていた構築の一つです。
採用の流れ
耐久ポケを滅ぼしたいのでゴチルゼル。
ゴチルゼルと相性の良いみがわりゲッコウガ。
ゴチルが苦手なゲコミミガルドコケコあたりに強い奴がメガに欲しいのでリザX。
ゴチルが出せない対面/積み寄りのPTに対して強いミミッキュ。
威嚇/岩石封じでゴチルのサポートができて電気に強いランドロス。
ゲンガー軸/ギャラドス/オニゴーリに強く、ゴチルの起点作りからエースになれるパルシェン。
完成!
構築
努力値は画像参照
参考記事
USM s12 最高2087【リザゲコミミッキュ】 - ペン太といっしょ
【S13使用20達成構築】幽睿展開リザカビゲンガー【最高2064最終1951】 - Astronomical observation
身代わり水zゲコと鬼羽リザXを使うにあたり、参考にさせていただきました。
最初はこんな並びでしたが、カビゴンをパルシェンに変更して、結果的に参考元とはかなり違う構成に落ち着きました。
解説
ゴチルゼル
別記事で詳しく書きました。
ノーウェポン起点作りゴチルゼル【最高2011】 - とどりこのポケモンブログ
リザードンX
レヒレを雷パンチで削って水zゲコを通す狙いのリザX。
ゴチルゲコが苦手な相手に強く、出し負けしにくい鬼羽雷パンチ型にしています。
ゲッコウガ
マンダに隙を見せない冷ビ搭載の激流ゲコ。
リザXで荒らした後に出すことが多く、高耐久ポケはゴチルでキャッチできるので、火力不足はあまり気になりませんでした。
ランドロス
もとはHBビルド身代わり岩石封じ地震@混乱実 の型でした。チョッキ型に変更したのは、アーゴヨン/ゲンガー/コケコに強くしたい、クッション運用しやすいランドロスが欲しい、などの理由です。
岩石封じでゴチルが上から嵌められるようになったり、とんぼがえりで釣り交換のケアができたり、威嚇でゴチルの耐久を底上げ出来たり、ゴチルゼルとの相性がかなり良いです。
試行錯誤中だったので努力値は適当。
ミミッキュ
対面性能が高い襷ミミッキュ。
ミミッキュ受けをゴチルゼルで処理できるので、かなり動きやすいです。悪あがきがミミッキュに当たってしまうので、ゴチルで起点を作れないのが惜しいところ。
パルシェン
@マゴのみ
ゲンガー軸やゴーリ入り、ミミガッサ等をボコボコにする鉄壁パルシェン。
ゴチルゼルとの相性がとても良く、
- パルストッパー
が出てきたらゴチルに引いて再展開できる
- 襷/化けの皮貫通なのでステロが要らない
- スカーフで止められてもゴチルで起点にして3匹目を出せる
などなどとても活躍しました。
ちょっと変なポケモンなので多めに解説します。
調整
h212 a116↑ S172 b4 d4
152-143-201-x-66-112
A:+2氷柱針でツルギ確1、ついでにA11n
S:殻やぶ後最速フェローチェ抜き、無振りミミッキュ抜かれ
H:4n
HB:ギャラ+1飛z乱1(6.3%)
- ギャラ/ゴーリ/ミミッキュに後出しから起点にできる。
- リザX/グロウの無いガルーラを対面から起点にできる。
- ゲコの悪波等を起点にして木の実で手裏剣圏外まで回復できる。
- ミミッキュを起点に殻やぶ鉄壁で、裏のガッサのマッパを耐えて突破できる。
- グロス受け出しを許さない。(殻やぶ(相手グロス引き)→鉄壁×2(アムハン×2)→氷柱針×3(アムハン×2,バレット)で突破できる。この間のアームハンマー4発+バレットパンチは良い乱数で耐える。)
鉄壁と殻やぶによって耐久管理ができるので木の実を発動させやすく、何度も殻やぶ2積みできました。
ミミッキュに後出しから積んで全抜きを狙えるので、ミミッキュに苦しむ展開型のパーティに入れても面白いと思います。晴れパとか積み構築とか。
なおPPの多いバリアーが上位互換ですが、遺伝面倒なので鉄壁にしています。PP20もPP15も変わらないでしょう。(PP枯らしする側としてあるまじき意識低い思考)
反省
鬼羽リザXが良くなかった
鬼羽雷パンチリザXは上位では警戒されることが多く、動きにくかったです。鬼羽リザ単体で戦況をかき回せるほど今の環境は甘くありませんでした。
あと単に鬼火がゴチルゼルとそこまで相性よくないというのもあります。悪あがきさせる前にスリップダメージによって落ちてしまって、起点が作れないからです。火傷した相手はゴチルゼルで安全に処理できるのが良いと思って組んだんですが、アンチシナジーのほうが目立ちました。
またゲコミミガルドに対して強めなことを買ってリザXにしたんですが、よく考えるとそんなに強くありませんでした。
メガ枠は威嚇からつなげるボーマンダ/ライボルトとか、対面性能高いガルーラ/ミミロップとかの方が相応しいかもしれません。
時間がかかる
ゴチルゼルは時間泥棒です。
私のインターネット回線はたまに切れてしまうので、時間が長引くほど不利になりました。回線強者に適したパーティだということに今更気が付きました。
また試合が長引くと集中力が低下し、プレミが多くなります。PP枯らし中は退屈で暇つぶしと平行しながらやるので、マルチタスク能力が求められる構築と言えます。私はよくミスしたので、私にはマルチタスク能力がなかったようです。まあ対戦だけに集中しろって話なんですが、そんな根気もなく…。
選出択が辛い
甘える内緒話で幅広く起点を作れるとはいえ、やはりゴチルゼルはピーキーなポケモンです。
役割対象が選出されなかったら、実質「おきみやげ」をしただけで2対3の勝負となってしまい、数的不利の勝負となります。
こういう性質上、ゴチルゼルPTは積み要素多めの対面構築にすると良いと思うのですが、よくわかりませんでした。未だにシングル対戦の理論的な理解が私には出来ていません。
あとがき
耐久ポケをキャッチするだけで起点が簡単に作れて勝ちがほぼ決定する安定感はかなり気に入ってます。しかし構築全体の完成度は高くなく、あまり満足はいっていません。
ゴチルゼルの相方は大体ミミロップなので、次はロップ軸に入れて試したいと思うんですが、今の所思っているだけです。
自分のクローン作ってレート潜る係をやらせたいですね。構築作る係だけやっていたい。
この構築よりも志摩さんから頂いた754パ偽装の方が強かったので、最終日はゴチルゼルPTはあまり使いませんでした。自分の構築より借り物の方が強かったのは悲しいですが、今思うとレート民の最終日の貴重な時間をゴチルゼルに付き合わせずに済んだので良かったかもしれません。