とどりこのポケモンブログ

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【S10シングル】鉄壁バトンペンドラー軸

 

シーズン10は鉄壁ペンドラー軸を使ってました。構築を作りながら考えたことを書いていきます。

同じ軸を使った志摩さんの記事はこちら。

 

 

構築の変遷

S9終盤(アギルダー+ペンドラー)

DLCで帰ってきたペンドラーを使いたい。
ペンドラーの強みは時間稼ぎしてるだけでSが上昇すること。S上昇を最大限活かすためにバトンタッチが欲しい。
f:id:todorico:20180313015557p:plain@ヘドロ みがわり/守る/バトン/-

 

バトン先が低耐久だと、せっかくのダイマエースがバトン時の被弾でごっそりHPが削られてしまう。バトン先は高耐久再生技持ちが望ましい。

f:id:todorico:20180117080115p:plain@奇石 再生/トラアタ/-/-

 

みがまもと相性が良いのは毒びし。毒びし役で起点作り能力が高いのはアギルダー。
ペンドラーは低火力で殴るより、暇なときに積めたほうが強いので、4枠目には鉄壁を選択。
ポリ2の3,4枠目は、宿り木や毒を対策できて毒びし展開とも相性の良い身代わり、面倒なマジフレキッスへの打点として冷凍ビーム。

f:id:todorico:20181009185607p:plain@襷 毒々/毒びし/ベノムトラップ/あくび(命がけ)
f:id:todorico:20180313015557p:plain@ヘドロ みがわり/守る/バトン/鉄壁
f:id:todorico:20180117080115p:plain@奇石  再生/トラアタ/みがわり/冷凍ビーム

 

 

この3体を基本として何戦かして、

  • 毒びしが思ったよりも刺さらない
  • ペンドラーは低速物理と対面できれば無起点でも積んでいける

と気づいた。

いろいろ考えてるうちにS9が終わり、環境が変わった。

 

 

S10序盤(瞬間1位達成まで)

  • ポリゴン2が使えなくなったので代わりにタイプ:ヌルを採用。f:id:todorico:20180117080115p:plainf:id:todorico:20180903094920p:plain
  • 毒びしは要らないと判断し、代わりの先発としてエレザードを採用。f:id:todorico:20181009185607p:plainf:id:todorico:20191201152740p:plain
  • 毒びしをやめたことでペンドラーの守るが要らなくなった。ウェポンが欲しかったので、面白そうな這い寄る一撃を選択。f:id:todorico:20180313015557p:plain
  • リザードン、アーマーガア、エアームドあたりが面倒なので、初手で荒らせる珠HCピクシーを採用。f:id:todorico:20180124193830p:plain

f:id:todorico:20191201152740p:plain@襷 蛇睨み/ハイボ/放電/ローキック
f:id:todorico:20180313015557p:plain@ヘドロ みがわり/バトン/鉄壁/這い寄る一撃
f:id:todorico:20180903094920p:plain@奇石 眠る/剣舞/ブレイククロー/シャドークロー
f:id:todorico:20180124193830p:plain@珠 メテオビーム/ムンフォ/大文字/月の光 マジガHC

 

 


この4体で数戦した結果、ヌルの性能の低さが気になった。剣舞してる間に殴られ、眠った瞬間大きすぎる隙を晒す。

ここで、水流連打や暗黒強打はPP8しかないため、カブトアーマーで急所対策しなくともウーラオスはPP枯らしで対応可能だと気づいた。
そこでウーラオスに勝てるバトンエースとして、HBピクシーとBCハピナスを採用。f:id:todorico:20180903094920p:plainf:id:todorico:20180124192908p:plain

 

エレペン+ハピ/ピクで十分勝てるので、5,6体目は選出誘導を狙う。

ボルチェンからの高速ポケでエレザードを倒されると起点が作れない。ボルチェン勢への牽制としてトリトドン。激重なランクルス対策としてクリアスモッグを持たせつつ、第二の起点作り役に。f:id:todorico:20180312105628p:plain

ハピナスやヌオーなどが重いので、受け破壊ができるパッチラゴン。挑発ガアや吹き飛ばしムドー等への牽制も担当。f:id:todorico:20191201155537p:plain

 

f:id:todorico:20191201152740p:plain@襷 蛇睨み/ハイボ/放電/ローキック 乾燥肌
f:id:todorico:20180313015557p:plain@ヘドロ みがわり/バトン/鉄壁/這い寄る一撃 
f:id:todorico:20180124193830p:plain@珠 ムンフォ/火炎放射/月の光/瞑想 マジガHB
f:id:todorico:20180124192908p:plain@残飯 アシパ/マジシャ/卵産み/瞑想 自然回復

f:id:todorico:20180312105628p:plain@オボン 熱湯/あくび/再生/クリスモ 呼び水
f:id:todorico:20191201155537p:plain@ラム 電撃嘴/ドラゴンクロー/燕返し/挑発 張り切り

 

 

 

 

S10中盤(レート2000達成まで)

「ギミックは対策されると弱いのできっと終盤は勝てない。さっさと構築公開してしまおう。」と思っていたところ、バトン民から沢山のアイディアを頂き、もう少し煮詰めてみようとモチベが再燃した。

 

志摩さん「エレキネットにすれば放電ローキックの枠圧縮できるよ!光の壁が強い!」
→特殊対面でも積めるようになった。すごい。

 

Kuniさんキャス「ペンドラーの地震つおいよ!」
→面倒なドガス/ガルド/ストリンダー等に強くなった。ダイアースでD上昇バトンできるのも強い。這い寄る一撃(威力70命中90のゴミ技)から脱却。

 

うぃどうさんキャス録画にてタラプ天然ピクシーを観測。
→特殊相手にピクシーを出しやすくなった。聖剣ガルドや剣舞ハッサム等にも強くなる。

 

Kuniさんもうぃどうさんも混乱実ペンドラーを使ってた。
→確かにヘドロ5ターン分以上回復できる混乱実の方が強い。ウーラオスの水流連打を2回耐えるようにもなる。

 

f:id:todorico:20191201152740p:plain@襷 蛇睨み/ハイボ/エレキネット/光の壁 乾燥肌
f:id:todorico:20180313015557p:plain@混乱実 みがわり/バトン/鉄壁/地震 
f:id:todorico:20180124193830p:plain@タラプ ムンフォ/火炎放射/月の光/瞑想 天然HB
f:id:todorico:20180124192908p:plain@残飯 アシパ/マジシャ/卵産み/瞑想 自然回復
f:id:todorico:20180312105628p:plain@オボン 熱湯/あくび/再生/クリスモ 呼び水
f:id:todorico:20180119150652p:plain@珠 ブラストバーン/暴風/龍の波動/奮い立てる

 

とんぼで起点回避してくるハッサムが嫌だったのでf:id:todorico:20191201155537p:plainf:id:todorico:20180119150652p:plainにした。受け相手にはリザで荒らしてピクシーなどで詰ませる展開を目指す。

 

 

 

S10終盤(サブロムでも2000に)

志摩さん「ピクシーってムンフォよりアシパの方が強くない?」

ダイフェアリーにすると状態異常対策にもなるタイプ一致ムンフォを切るなんて考えられなかったが、一回アシパにするともう戻れなくなった。ランクルスや天然ピクシーに勝てるのは大きい。

 

サブロムで2000乗ったのはこの構成。 

f:id:todorico:20201016191642j:plain

f:id:todorico:20191201152740p:plain@襷 蛇睨み/ハイボ/エレキネット/光の壁 乾燥肌CS
f:id:todorico:20180313015557p:plain@マゴの実 みがわり/バトン/鉄壁/地震 h236/a4/b172+/d4/s92 
f:id:todorico:20180124193830p:plain@タラプ アシパ/火炎放射/月の光/瞑想 天然 h252/b212+/c4/d12/s28
f:id:todorico:20180124192908p:plain@残飯 アシパ/マジシャ/卵産み/瞑想 自然回復 h4/b252+/c180/d4/s68
f:id:todorico:20180312105628p:plain@オボン 渦潮/あくび/こご風/置き土産 呼び水 図太いHB
f:id:todorico:20180119150652p:plain@珠 ブラストバーン/暴風/龍の波動/奮い立てる 臆病CS(通常ダイマックス)

 

 

志摩さんの構築との違いは、

  • ペンドラーのS。私はホルード抜き(S144)までSを伸ばした。
  • ハピナスのマジシャ。私は鋼より悪ウーラオスを重く見て、放射ではなくマジシャを選んだ。ダイフェアリーで状態異常耐性が出来る点も評価している。
  • ハピナスのHCD。私は瞑想奇数回積み時の効率的に実数値偶数が好きなので、Cを削ってHDに4ずつ回している。耐久も卵産み回復量も上がるのでお得感がある。
  • 5,6体目。この枠に関しては未だに正解がわからない。

 

 

雑感 

エレザードf:id:todorico:20191201152740p:plain

高速麻痺撒きとしてとりあえずの採用だったが超強かった。
命中安定で地面に通る蛇睨み、特殊に対して厚く出来る光の壁、火力が出るハイボ、パッチラゴンの起点にならないエレキネット、影打ちアクジェ無効の耐性、すべてが強い。

エレザードに水技を撃ってくる人が上位にいないので、最終的には乾燥肌→砂隠れとした。晴れと砂のダメージがないので、ダイバーンやダイロックを撃たれてももう一度行動できる。

 

ペンドラーf:id:todorico:20180313015557p:plain

ダイマックス枯らし性能が凄い。ダイウォールがダイジェット代わりになるのが強い。型が多いのも強い。

 

ピクシーf:id:todorico:20180124193830p:plain

8世代は毒々ユーザーが少なく、耐久ポケの突破手段は火力や積みに頼りがちなので、BD底上げした天然ピクシーは不落の要塞になる。

タラプのおかげで特殊アタッカーに対しても善戦できる。
例えばアシレーヌにダイストリームを撃たれても、ウォール→バーンで晴れにしておくことでダイマを枯らしつつ月の光の回復量を上げて瞑想の起点にできる。
リザードンは光の壁下で瞑想するか、上から瞑想+タラプでなんとか対応できる。でも大体が珠持ちなのでハピナスに任せたほうが無難。

 

ハピナスf:id:todorico:20180124192908p:plain

ポリ2の代わりのヌルの代わりとして採用された。ノーマルのくせに鉄壁バトンすればウーラオスを起点にできてすごい。

鉢巻ウーラオスは受けきれないので倒す必要がある。威力160(7積み)アシパでAS水ウーラオス確1。またはペンドラーで地震を入れてから威力120アシパかダイサイコ。悪ウーラオスならマジシャで確1。

選出画面でも強い。相手に物理アタッカーを選出させてペンドラーの起点とできる。

ピクシーを信頼しきって、ハピをステロ電磁波の起点作り型にし、「あくびトドン→剣舞ルチャブル」を裏選出にしてみたこともあった。リザやストリンダー等に対してはハピの方が安定したのと、裏選出があまり強くなかったのとで、結局アシパ型に戻した。

 

トリトドンf:id:todorico:20180312105628p:plain

変えてヨシ。

 

リザードンf:id:todorico:20180119150652p:plain

変えてヨシ。

 

 

反省とか

バトン構築は対策されると弱い。火力バトンならば厄介な相手を倒してからバトンできることもあるが、耐久ちまちまバトンでは非常に苦しい。

 

  • 挑発:撃たれる前に火力のあるエースに繋ぐことで一応対策できる。これを意識して初期はHB珠マジガピクシーを入れていた。
  • 滅びの歌:天敵。地獄突きや防音で対策はできるが基本スペックを大きく落としてしまう。
  • 吹き飛ばし、吠える:天敵。ムドーくらいしか基本持ってないのが救い。
  • 黒い霧:天敵。ドヒドくらいしか持ってないのが救い。
  • クリアスモッグ:d4モロバレルはC+1の威力180アシパで確1なので問題ないが、襷を持っていた場合はどうしようもない。
  • 天然ヌオー:アシパの火力を確保する前に毒々される。

 

地獄突きペンドラー+マジックミラーエースでほぼ対策できるような雰囲気もある。しかし超強い地震を捨てなきゃいけない。マジミラのエーフィ/ネイティオ/ブリムオンがウーラオスに不利で出しにくい。挑発滅び吹き飛ばし等は選出画面では予想しきれない。色々と厳しい。

 

それよりは残り2枠で軸(選出の幅)を増やしたほうが強いと考えていた。幸いエレペンハピピクの4体でバトン軸としては十分強いので、残り2体自由に選べる。

エレザードの先発性能を活かした対面積み構築。ピクシーの詰め性能を活かした初手ダイマ構築、耐久ポケが多いのを活かした受け回し構築、色々選択肢がある。

 

しかし上手くまとまらず、結局最終2006どまりだった。一方バトンに振り切った志摩さんは最終2097ということで、やはりバトンのようなピーキーな戦術は「勝てる相手には圧勝。負ける相手には惨敗。」と割り切った方がいいのかもしれない。

 

 

没にしたポケモン

ボディプレス持ちエース

ジュラルドン@帯 10万ラスカノ龍波プレス
水ウーラオス@チョッキ ドレパン連打プレス雷パンチ

鉄壁を火力バフにも出来るボディプレスは是非採用したい技だったが、結局ハピピクの安定感には勝てず選出する気が起きなかった。

 

ゴチルゼル

@スカーフ トリック電磁波アシパ眠る

ドヒドイデ、モロバレル、ヌオー、エアームド等、バトンにとって面倒なポケモンをキャッチできればそのまま勝てるポケモン。
どうせ悪ウーラオス等がいるだけで全抜きできないので、キャッチしたポケモンをタイムアップギリギリに倒してTOD勝ちを狙う。

役割対象が選出されない時にも仕事ができるように、スカトリ電磁波で起点作りもできるようにした。立ち回りによってはバトン先になることも考えてサイキネやワイドフォースではなくアシパ。

ドヒドヌオー等からバトンで逃げることで、ゴチルゼル読み交代に対してケアができる。

実際は、残数不利を取らない状態で目標をキャッチしないといけないので立ち回りが難しく、結局見せポケと化したのでボツ。

 

 

 

あとがき

今回はギミックにとって天国のような環境でした。環境初期は対処法が知られていないギミックは強い傾向がありますが、今期はそれに加えてハイスペックポケモン達の禁止で更に強くなっていました。

ポケモン対戦の醍醐味は1ターンごとに技選択などを通して対戦相手と対話し、駆け引きを楽しむものだと思っています。が、私が好きなのは、自分のやりたいことを押し付けて対話を拒否する形のバトルです。

ポケモンの楽しみ方としては邪道なので、当然ゲーフリは嵌め戦術一辺倒では1位にはなれないようなゲームデザインをしてくるわけですが、それでも上位の足元で戦えるくらいには戦術として成り立つようにしてくれていて、対戦ゲームとしての寛容さや精巧さを感じます。

 

完全に余談ですが、ペンドラーはおかともさんから2年半前に頂いたものでした。過去作産を使えるのは本当にありがたいシステムです。

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分身バトン難民たちに助けられて今回の構築はできましたが、ヘンテコ戦術を協力して作り上げるのは楽しいなと改めて思いました。

 

来月からは準伝祭りですね。超パワーに圧倒されてギミックは没落するかもですが、新しく生まれるであろう色々な戦術が今から楽しみです。

 

付録

S10で強かったペンドラー入り構築記事(ぽけふぁん)