シーズン3で使っていたヌルメタの紹介です。
最高は51位(2/28時点)、最終は537位でした。
構築経緯
タイプ:ヌルはカビゴンやギルガルドに大きく隙を見せるため、通常のHBヌルは最近使いづらいと感じていました。ヌルの覚える技を眺めていたところ鉄壁に目が留まり、HD鉄壁で詰ませる新しい運用に活路を見出し、そこから構築スタートしました。
タイプ:ヌルと相性が良いポケモンといえばアイアントですが、2ヶ月ほどアイアントを使ってきてすっかり信用をなくしたのと、ヌルアントが環境に刺さらなくなってきたことから、アイアントなしで考えようと思いました。
まずはヌルを積みで突破しようとする相手への切り返しとしてメタモンを採用。ヌルメタの並びの強さは7世代から知っていたので自然と採用に至りました。
ヌルメタの祖:SMシングルレートS4 -騙りたがり狼と偽物の意志 "NULL META NANCE"-:こころゆくまでポケモンアーキテクト - ブロマガ
続いて、ヌルとメタモンが苦手とする身代わりへの切り返しとしてドラパルトを採用。
また、ヌルが苦手な格闘を受けて毒びしでサポートできるドヒドイデを採用しました。
ここまで受けに偏っていて、ヒヒダルマなどのアホ火力やカバルドン展開にぐちゃぐちゃにされるので、攻めの駒が欲しくなりました。
そこでダルマやカバを裏ごと吹き飛ばせる珠ギャラドスを採用。
攻めの補完として、アーマーガアやロトムに強いパッチラゴンを採用し、構築が完成しました。
個別解説
タイプ:ヌル
h252 b4 d252+
202-115-116-115-161-57
要塞になれるタイプ:ヌル。
クッション運用をしながら折を見て鉄壁を積み、ダイマックスを強要したり、積み技を使わせメタモンを通したり、TODに持っていったりします。
特殊方面はギルガルドの特化ラスターカノンを確定4耐えするくらい硬く、特殊へは気軽に投げていけます。
物理方面はHBヌルと違ってヒヒダルマの鉢巻馬鹿力で落ちてしまう程度の柔らかさなので、少し慎重に動かす必要があります。
勿体なくて最遅のままで使ってますが、王冠を使った方が良い気がします。速いとダイアタックで上を取って対面勝てる相手が増えたり、ローブシン等を上から鉄壁して受け切れたりします。
メタモン
h252 b4 d252+
最強の切り返し要員。
現環境で積みのない構築はほとんどないので、ほぼ全試合出して活躍しました。
メタモンがいると他5体がスカーフでないことがバレるのが弱いところです。
ドラパルト
h252 b92 c28 d12 s124+
195-112-107-124-97-195
S:準速ドラパルト抜き
C:流星群で無振りサザン確1
D:臆病サザンの悪波を93.75%耐え
B:余り
鬼火でヌルが鉄壁を積む起点を作ったり、ヌルに撃たれるドリルを躱したり、みがわりを貫通して殴ったり。ドラパは非常にヌルとの相性が良いです。
スカーフパッチラゴンやみがわりドラパルトの上をとるためSに多く振っていますが、s195だと+1ガアと同速なのであと1伸ばすべきでした。
ドヒドイデ
h252 b92 c4 d140+ s20
157-61-184-74-198-58
S:ヌル抜き
D:ロトム眼鏡10万を93.75%耐え
B:余り(意地ダルマの地震耐え程度)
自己再生を切ったドヒドイデ。
毒びしを撒くとヌルが眠るだけで裏のミミッキュやドラパルト等を倒せるようになります。ドラパルトの身代わり祟り目とも好相性です。
再生がないため受け切る運用はできず、基本的に毒びし撒き要員として使います。再生がなくとも、交代してヌルのとんぼで何度も繰り出すうちに自然と回復しています。毒びし要員でありながら身代わりトーチカで自身も嵌め要員になれるのが強かったです。
身代わりの強みは沢山あり、
- ナットレイやドヒドイデに勝てる
- カビゴンのあくび,通せん坊,地割れ,腹太鼓の対策になる
- 受けルに出して身代わりからのTODで安全に勝ち
- 渦潮、まとわりつく等の解除
など、ドヒドイデ対策を躱せて役立ちました。
ギャラドス
h4 a252+ s252
171-194-99-c-120-133
前期に引き続き意地珠ギャラドス。
威嚇によりヌルの鉄壁の起点作りサポートもできます。
ダイウォールしたいことが多かったので、ウィップを補助技に変えた方がいいかもしれません。
パッチラゴン
h252 a84+ b20 d12 s140
197-144-113-c-92-113
S:ジェットでリザ+2
ギャラドスとの攻めの相性補完が良いアタッカー。
パッチが苦手な地面にギャラが強く、ギャラが苦手なナットロトムにパッチが強い。
弱保よりチョッキやラムの方が強かった気がします。調整も謎だし、要検討枠。
主な選出
ギャラ/パッチ+ヌルメタ /
初手ダイマで荒らし、ヌルで相手のダイマを凌ぎ、メタモンでスイープする選出。ドラパと対面した場合は一旦ヌルに下げて様子を見て、安全な対面でダイマするようにします。
ドラパ/ドヒド+ヌルメタ /
ドラパ/ドヒド+ヌルでサイクルして様子を伺い、相手のエースをダイマメタモンで切り返す選出。
ドラパドヒドヌル
メタモンが要らない場合の選出。
重めのポケモン
- パッチラゴン
- みが呪いミミッキュ
あとがき
前日に2桁順位だったので、これはいい線行けるかなと期待してましたがそんなに甘くありませんでした。S3は約100戦しかしていなく、純粋に努力量が足りてませんでした。プレミで何試合も落として意気消沈し早々に切り上げました。
シーズンが1ヶ月周期になったおかげで、ミスしてもすぐ次のチャンスがやってくるので嬉しい限りですね。環境を把握して手際よく構築を仕上げ習熟することが求められるようになったとも言えるので、気が向かないシーズンは手を抜き、頑張りたいシーズンは本気で取り組む、といったメリハリが大事だなと感じます。
S4ではガオガエン等が使えるようになったのでまた悪い戦術が出来るな〜といろいろ思案してます。ダブルやりたいのに試したいシングルの戦術が多くてダブルに手が回らないバグどうにかならないでしょうか。